進退とコネクション

2024年11月26日

タイトルなし

日本のプロスポーツで規模の大きなものと言えば、
野球とサッカーが挙げられますが、ぼちぼちとオフシーズンを迎えています。


一般社会では新入社員が入ったとしても、定年退職や自主退職ではない限り、
組織を辞める事はほぼありませんが、スポーツの世界では入れ替わりという名の強制退職が発生します。


チームが勝つための戦力となる事、という明確な判断基準がある世界において、
その時はシビアに訪れます。


けがや病気など、身体的に競技が続けられないといった明確な状況があれば別ですが、
多くは成績による部分で判定がなされるため、シーズン中は試合や練習に主眼を置かなければならなく、
急に切り捨てられたとて、次のステージへ進む事は容易な事ではありません。


球団職員や裏方スタッフとしての採用枠にも数に限りがありますから、
自力で職を探さなければならない方も出てきます。


重要になるのが、伝手、コネクションです。


プロスポーツという注目を浴びやすいステージにあれば、コネクションが豊富な方もいます。
自身にはそれほどコネが無くとも、豊富な方と繋がっている事で紹介を受けられる可能性が高まります。


翻ってこの事は一般の私たちにも言える事だと思います。

昨今の社会情勢から、自身の所属する組織が急に無くなってしまう事も現実的な世の中です。


プロの世界の様に強力なコネクションとはいかずとも、普段のお付き合いなど、
小さなコミュニティを積み上げているといざと言う時に、助け船が現れたりするものです。


ただ注意が必要なのは、豊富なコネクションを持っている方の中には、
それが黒いコネクションである場合がある事です。
ここにはまらないよう慎重な見極めが大切です。