お年玉の色々
2025年01月10日
楽しかったお正月も終わり、日常生活が戻ってきました。
今回はお正月に皆様が配ったであろうお年玉についての色々をご紹介します。
■お年玉の平均額
お年玉の平均額は地域や年齢によって異なりますが、日本では以下のような相場が一般的とされています。
年齢別の平均額
・未就学児(0~6歳): 1,000円~3,000円
・小学生(7~12歳):
低学年: 2,000円~3,000円
高学年: 3,000円~5,000円
・中学生(13~15歳): 5,000円程度
・高校生(16~18歳): 5,000円~10,000円
・大学生・成人(19歳以上): 10,000円程度(渡す場合が少ない)
全体の平均額 調査結果によると、一人あたりのお年玉の平均額は約5,000円程度とされています。
ただし、家族構成や家庭の経済状況により大きく異なることもあります。
■世界のお年玉
お年玉に似た文化は海外にもいくつか存在しますが、形や背景が少し異なる場合が多いです。
以下に代表的な例を紹介します。
中国:紅包(ホンバオ)
概要:中国では旧正月(春節)の際に、「紅包(ホンバオ)」と呼ばれる赤い封筒にお金を入れて渡す習慣があります。
特徴:赤は縁起が良い色とされ、悪運を払い、幸運を呼ぶと信じられています。子どもや若い世代に渡されることが多いですが、職場やビジネス関係でも贈ることがあります。渡す金額は偶数が好まれ、特に「8」という数字(発音が「発財=富を得る」と似ている)が縁起が良いとされます。
韓国:セベトン
概要:韓国ではお正月(ソルラル)に、子どもたちが年長者に新年の挨拶をする「セベ」という儀式を行います。その後、子どもたちに「セベトン」というお金を渡します。
特徴:お年玉と非常によく似ていますが、渡される際に新年の挨拶が重視されます。また、封筒に入れることもありますが、そのまま手渡されることも一般的です。
ベトナム:リシー
概要:ベトナムでも旧正月(テト)の時期に、赤い封筒にお金を入れて渡す「リシー」という文化があります。
特徴:特に子どもや未婚の若者に渡されます。幸運と繁栄を祈る意味合いがあります。
お年玉のように、新年や特別な行事にお金を贈る文化はアジアを中心に広く見られます。
ただし、それぞれの国や地域で意味や目的が異なり、文化的な背景や宗教的な価値観が反映されています。
今年も皆様にとって良い年になりますように!