住宅の売却を左右する住宅ローン
2024年02月27日
一般的に住宅の購入時には住宅ローンを利用する事が主すが、
住宅ローンは大きな借入なので、返済期間は30年を超える事が殆どでしょう。
老後ともならない限り、自宅の売却をする事になった場合は住宅ローンが残っていて、それを精算しなければ売却は出来ません。
売却金額が住宅ローンより高くなる場合、売却金額から支払いを完了させられますので特段の障害はありません。
一方売却金額が住宅ローンを下回る場合は、ローン清算のための差額を用意しなければなりません。
住宅ローンを貸し出す際に、金融機関は、その不動産に対して抵当権をつけるためです。
抵当権とは、貸したお金の返済が滞った時に、その返済のために土地や建物などを売ってお金に換える事が出来ますよ、という権利です。
抵当権は、住宅ローン等の借り入れを全て返さないと、取り消して貰うことは出来ません。
つまり住宅ローンが残っているという事は、金融機関が抵当権を行使して不動産を売却してしまう可能性が残っているままになっていると言う事ですので、
せっかく買ったのに売られて何もなくなってしまう事があり得る物を買う人はいない、イコール抵当権が無くならない場合は売却できないのです。