価格の設定から引っ越しまでの流れ
2024年03月04日
任意売却においていくらで売却が出来るかは重要です。
債権者の承諾が取りやすくなる事や、何より残る債務を出来るだけ減らせればそれだけ再建がしやすくなります。
しかしながら高すぎる価格では買い手がつかず売却が出来ません。
もっと値が付かないかと思われても、適正とされる価格はなぜなのか、その理由をしっかりと確認しておきましょう。
適正価格の提示と並行して、任意売却内容のご意向の確認後、債権者とのやり取りをしていきます。
お話を基に債権者へ交渉、債権者の意向の確認、合意案をまとめ、債権者からの同意を取り付けていきます。
また交渉を進めながら返済計画の立案も行っていきます。
任意売却を完了させるには売却が上手くいかなければなりませんから、不動産価格査定の段階で、意向を明確にしておくことでスムーズに販売活動に移行できます。
意向内容は、販売価格はもちろんの事、インターネット掲載を行うか、価格交渉があった場合にどこまで応じるかなどです。
買い手との間を繋ぐ重要なポイントとなります。
買い手が決まったら速やかに売買契約を結びます。
契約内容には売り手としての希望も盛り込むことが可能ですので、買い手の合意のもと、
引き渡し予定日を指定したり、住宅設備については現状で引き渡すなどの条件も付与できます。
売却に目途が立ったら、自宅を引き渡す前に引越しを済ませておく必要があります。
引っ越し先での生活環境の変化に支障が無いか、家賃が負担とならない金額かなどを確認しておきましょう。
引っ越しが完了したらば、いよいよ引渡しとなります。
買い手から代金を受け取り、金融機関などの債権者や司法書士への報酬、
仲介手数料、捻出される場合には引っ越し費用の清算をし、権利書を買主へ引き継ぎます。
以上にて任意売却は終了となります。
しかしながら任意売却は自宅の売却によって債務の負担を軽減する方法である事を忘れてはいけません。
返済できる債務が一部である事もあります。
しっかりと現状を見返して、新しい生活を充実させていく努力をし続けましょう。