住宅ローン返済中の自宅貸出し
2024年03月17日
住宅ローンは、本人やその家族が住む家を購入するために貸し出されるもので、賃貸を目的とした場合には利用できません。
金融機関の住宅ローンの貸出要項内でも、賃貸目的での利用は不可、とされている一文が概ね記載されています。
しかしながら一定要件の上で住宅ローン返済中でも自宅を賃貸に出す事は可能です。
例えば転勤の辞令が出た場合です。
拒める状況であればまだ良いでしょうが、そうもいかない事もあるでしょうし、転勤するとなると転勤先の家賃が掛かります。
会社で負担して貰えるようであればまだしも、自己負担がある場合は住宅ローンとのダブル支払いとなってしまいます。
負担増加により支払いが滞ってしまっては、貸した方も借りた方にも良い事はありません。
転勤にはなるがいずれ戻る予定、であるならば、一時的な自宅の貸し出しも認められる事があるのです。
補足ですが、転勤のほか、転職や結婚など、住宅ローンを借りた者に重要な変化があった場合は
金融機関に通知しなければならない旨が、住宅ローン契約書類の中に記載があります。