住宅ローン以外の債務を圧縮する

2024年03月23日

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民事再生と聞くと経営に行き詰った企業に対しての制度とイメージを持たれる方が多いかと思われますが、これは個人に対しても適応される制度です。


文字通り個人民事再生と呼ばれ、住宅ローン以外の借入(債務)に対して圧縮が行われ、その圧縮された借入について分割支払いをしていく事になります。


住宅ローンは対象とならないため、その返済額は変わりませんが、

他の債務返済額が少なくなる事で住宅ローンの支払いに支障をきたさないようになれば、住宅を手放す必要が無くなり、

そのまま住み続ける事が可能となります。


ただし適応となるにも条件が有り、圧縮される貸付を行っている側の一定の承諾を必要とする、

住宅ローンの滞納をしている場合保証会社による代位弁済から6ヶ月以内であること、等があります。

(ここで言う保証会社とは、銀行等の金融機関が貸し付けた住宅ローンに滞納があって

回収出来なくなった場合に肩代わりをしてくれる会社を指し、代位弁済とは保証会社が肩代わりをした事を言います。)