リースバックとは
2024年03月24日
この文書でのリースバックは、持っていた自宅を、買って貰った方に大家さんになってもらい、賃貸住居として住む方法を指します。
自宅を買って貰う候補としては、不動産投資家、不動産会社、親族が挙げられます。
この内、不動産投資家と、不動産会社は事業を営む事が目的ですから、利益が見込まれ無ければ買って貰える可能性は低くなります。
また買って貰えたとしても、それが物件の売却によって得られる利益を見込んでいる場合、売却の際には退去をしなければならなくなる事が考えられます。
購入金額についても、あくまで市場価格に照らしての金額となるので、住宅ローン全額が返済できる額で購入してもらえるとは限らず、ローン残る事も充分にあり得ます。
一方、親族であれば自宅に住み続ける事に理解を示して貰う事は難しく無いでしょう。
しかしながらその親族にかなりの資産があれば良いのですが、一般的には自分が住まない住宅を買うだけの資産を持っている人は稀でしょう。
ほぼローンを組んで買って貰う事が前提となりますが、親族間売買の融資を承諾する金融機関は多くありませんし、
融資を受けられたとしても、その親族が自身用の住宅を購入しようとする時の枷となってしまいます。
メリットが大きい分、そのハードルが高いのがリースバックです。