代位弁済への移行
2024年03月30日
住宅ローン利用者が支払を滞納し始めると、解消する事がなかなか困難になります。
一方で金融機関はこのような事態に備え保証会社へ加入をしています。
保証会社とは、住宅ローン等お金を借りる申し出をしてきた人の返済能力を審査し、
万一その人の支払いが滞った場合、金融機関が貸したお金を肩代わりしてくれる会社です(サービサーとも呼ばれます)。
この後ろ盾により金融機関はお金を貸し出せる訳ですが、金融機関は貸し出しを肩代わりしてもらえても、借りた当人のローンが無くなる訳ではありません。
保証会社が督促業務を引き継ぐのです。
保証会社が金融機関へ肩代わりする事を代位弁済と言います。
代位弁済が行われると、その通知が借りた人へ届きます。以降、窓口は保証会社が引き継ぐ事となります。
期限の利益が喪失され、一括返済を求められている状況でローンを返す事は容易ではありません。
そのため保証会社はローン回収のため、速やかに競売手続きを進めていきます。